成功者になろうとするのではなく、むしろ価値のある人間になろうとしなさい。
ウェルスダイナミクスとは関係ありませんが、これはアインシュタインの名言です。
私はこの言葉をみて、ロジャーの言っている「内的価値」と非常に近いものを感じたのもあり、好きな言葉になっています。
さて、先日のブログ で、夢や目標を認識するために、自分の棚卸しをすることをお薦めしました。
これは、ウェルスダイナミクスでも「ウェルスフィットネス」というプログラムで「内的価値」としてより深く解説されてます。
今日はそのことについてお話をしていきます。
内的価値とは?自己実現への理解を深める
まずはウェルスダイナミクスで語られる「内的価値」とは何なのか?そして何故それが重要だと言われるのか、自己実現とどう関係しているのかを見ていきましょう。
内的価値の基本概念
内的価値とは、個人が持つ内面的な力や資質のことを指します。内的価値は、自己実現や成長において重要な役割を果たします。自己実現においては、内的価値を高めることが不可欠です。
内的価値を構成する要素としては、情熱、才能、知識、人脈、人格、目的といった6つの要素が存在します。
情熱は熱意を持続させる力であり、才能は自己実現を加速させる個性です。知識は決断を支える情報の蓄積であり、人脈は目標達成を助ける関係性です。人格は信頼と尊敬を築く基盤であり、目的は行動を指し示す羅針盤となります。
自己実現に向けては、情熱を見つけ、育てる方法や才能を発見し、磨くステップ、知識を蓄え、活用するコツ、人脈を広げ、深める秘訣、人格を磨き、魅力を高めることなどが重要です。また、目的を定め、突き進むための心得も必要です。
内的価値を高めることで、自己実現を果たすためのポイントを掴むことができます。内的価値を育てることは、自己成長や達成感を得るために欠かせない要素となります。自己実現を目指す際には、内的価値を意識して向上させることが重要です。
自己実現における内的価値の役割
内的価値は、自己実現において非常に重要な要素です。内的価値とは、個々の人が持つ内面的な資産や特性であり、自己認識や自尊感情、自己効力感などが関連してきます。これらの内的価値が高まることで、自己実現の過程や結果にポジティブな影響を与えることが期待されます。
内的価値が自己実現に果たす役割は大きく、自己実現を促進する力として機能します。内的価値が高い人は、単純に「価値が高い人」というだけではなく、自己肯定感や自己効力感が強く、自らの可能性や才能に自信を持って行動する傾向があります。また、内的価値が高い人は、困難な状況に直面しても自己価値を保持し、前向きな解決策を見出す能力が高いとされています。だからこそ、価値が高い状態にあるのかもしれません。
内的価値を高めるためには、自己認識を深めることや自己肯定感を高めることが重要です。また、自己効力感を向上させるためには、達成感や成功体験を積み重ねることが必要です。さらに、他者との比較や競争に囚われず、自己の内的価値を見出すことが重要です。自分のありのままや本質を認知し、受入れ、そして磨きをかける、といった感じでしょうか。
内的価値を高めることで、自己実現の過程や結果がより良いものになることが期待されます。それはまた別の機会にお話をすることになりますが、内的価値の次にある「外的価値」の土台になるからだと言えます。
まずは内的価値に焦点を当て、自己実現に向けて意識的に取り組むことで、より堅牢な外的価値を築きあげ、充実した人生を送ることができるようになるでしょう。
自己実現に不可欠な6つの内的価値
それでは次に、実際に6つの要素それぞれについて細かく解説をしていきます。
情熱:熱意を持続させる力
行動を持続させるために重要なのが「情熱」です。情熱とは、熱意や強い意欲のことであり、自分の内なる欲求や目標に向かって積極的に取り組む力を指します。情熱を持続させることで、困難や挫折に直面しても諦めずに前進し続けることができます。
「情熱」は、内的価値において欠かせない要素です。6つの要素の最も土台にあるもので、この情熱に根ざさない活動は、いずれ飽きてしまったり、ちょっとした困難によって、辞めてしまうことになります。あなた自身が寝食を忘れ、お金をもらわなくても、いや、むしろお金を払ってでもしたいこと。やらずにはいられないようなこと。そんなことを想い描いてみてください。
才能:自己実現を加速する個性
「才能」とは、個々人が持つ独自の能力や特性を指します。才能を発見し、磨くためには、自己分析や継続的な学びが必要です。自分の得意分野や興味を見つけ、それを深めることで、才能を開花させることができます。また、他者との比較ではなく、自分自身と向き合うことで、真の才能を見つけることができます。ウェルスダイナミクスの「プロファイルテスト」もこの才能を診断してくれるひとつのツールです。もちろん他にも「ストレングスファインダー」や「DiSK」「エニアグラム」など様々なすぐれた才能・特性診断が存在しています。まずは才能は自分で見つけようとせず、誰かに「これ、あなたの才能だと思いますよ」っていうサジェスチョンもしてもらうのをオススメします。
自分の才能は自分が一番分からないものなんです。
知識:決断を支える情報・価値ある情報の蓄積
「知識」は、決断を支えるために不可欠な要素です。情報の蓄積が十分であれば、より適切な判断を下すことができます。またそれは、他者に対する提供できる価値ともなります。
世間一般的には10,000時間の法則などと言われたりもしますが、何事もそれくらいの時間をかけて身につけた知識は、一定の専門性を有するという事です。主婦の方、サラリーマンの方、学生の方にも、ちゃんとこの知識はあります。
主婦の方であれば「家事」なんて凄い時間を費やしていますよね。普段あまり家事をしない私からすれば、もう神業の知識です。
営業職のサラリーマンの方も、毎日何時間もの「営業活動」というノウハウを蓄積されているのではないでしょうか?
学生の方は毎日勉強と向きあうこと自体が凄い事ですが、私はもうすでに机と向きあって勉強する効率的な方法を遙か昔に忘れてしまいました。
誰かが「それ、少しでもお金を払ってでも知りたい」と思えるものがあれば、今すぐにでもビジネスの種になりそうですね。
人脈:目標達成を助ける関係性
内的価値を高めるためには、「人脈」も重要な要素の一つです。人脈を広げることで、新たな情報や知識を得る機会が増えます。さらに、人脈を通じて助言や支援を受けることができ、目標達成に向けてのモチベーションを保つことができます。またこれも知識と同じように、自分の人脈が他者への価値となることもありえます。
人脈を築くためには、まずは自己開示を行うことが重要です。自己開示とは、自分の考えや感情、経験などを率直に相手に伝えることです。これによって相手との信頼関係が築かれ、より深い人間関係を構築することができます。
さらに、人脈を活かすためには、相手のニーズや関心に寄り添うことも大切です。相手が何を求めているのかを理解し、自分の能力や知識を活かしてサポートすることで、相手との関係を強化することができます。
人脈を大切にし、相互に支え合う関係を築くことで、目標達成に向けて力強く歩んでいくことができるでしょう。内的価値を高める一環として、人脈の重要性を認識し、積極的に関係性を築いていきましょう。
人格:信頼と尊敬を築く基盤
「人格」は、信頼と尊敬を築く基盤として非常に重要です。人格形成において、他の内的価値の要素が大きな役割を果たします。
ここでいう人格は、「あなたが他者からどのように表現されるか」ということです。人からみたあなたの像が人格です。
情熱や才能を発現し、他者に向けて伝え、提供できていてはじめて、あなたの「人格」となり、他者により表現されるものです。
目的:行動を指し示す羅針盤
「目的」はあなた自身の行動を裏打ちする価値観そのものであり、何の為に生き、何の為にビジネスをするのか、というものです。そしてこの目的は決して利己的なものではなく、利他的なものである方が良いことは言うまでもありません。情熱と目的が一直線に繋がったとき、あなたの人生は劇的に明るく照らされて加速するようになります。
まとめ:内的価値を高め、自己実現を果たすためのポイント
内的価値を高め、自己実現を果たすためのポイントには、様々な要素が関わってきます。まず、自己実現に不可欠な6つの内的価値として、情熱、才能、知識、人脈、人格、目的が挙げられます。これらの要素をバランスよく育てることが重要です。
そのためにもまずは「情熱」と「目的」を明確にすることをオススメします。
情熱を見つけ、才能を発見し、知識を蓄え、人脈を広げ、人格を磨き、目的を定めることで、自己実現に向けて着実に進んでいくことができます。