コーチがコーチングを受ける期待値とは?
コーチはコーチングを通して価値提供し、対価を得ています。かく言う私もプロコーチの端くれです。つまり、コーチングの価値については、自分達が一番理解している自負があります。しかし、これを言葉に表現するのがとても難しい。それは私自身の語彙力の無さや、特性によるところもありますが。
伝えたい事を表現してみても、安っぽくなるし、抽象的になるし。だから今回は、自分のクライアントとしての体験を通してお伝えしてみたいと思います。
まず、コーチングセッションへの期待値としては、下記のようなものがあります。
- 自分では見えていない世界を見せてくれるきっかけ
- 自分の言動の矛盾に対する指摘
- 自分の通常(恒常性)との葛藤に対する背中押し
コーチングは魔法でもなければ、問題解決のソリューションでもありません。クライアントが明確な意思をもって臨まなければただの時間の浪費となってしまいます。
心地よく現状を吐露し、慰めてもらうなら、飲み屋へ行くことをオススメしますw
コーチングによって見つけた、自分だけの成功の定義
コーチングを受けることで気づいた自己理解の深まり
人間は基本的には変化を嫌う生き物です。コーチングと向かいあい、成長の歩みを止めずに進み続けようと思っているコーチ達でもです。私ももちろん同じです。
コーチとのセッションを終え、振り返りとアクションプランの宣言をしている時、ついついいつものコンフォートゾーンに居る自分が発言権を奪うのです。
一見チャレンジしているようで、回りくどく自分の心地よい、出来そうなところに収まるような発言。
コーチはこれを見逃してはくれませんw
自分では、全く逃げているつもりはないのです。むしろチャンレンジするんだーというアクションを語っているはずなのに、、、あれ?気づくとやっぱりコンフォートゾーンに収まろうとしているのです。
どんだけ変化したく無いんだ、俺。
普段自分はコーチとしてこれをクライアントに気づいてもらうように働きかけているわけで、正にブーメランが自分に向かって戻って来ている感覚です。
セッションで感じた「最高」の瞬間
私はよく「自由」という言葉を好んで使っているようです。ホームページのアイキャッチにも「自由の先にあるものはなに?」と掲げているくらいです。実は、コーチングセッションでこの答えを見つけてしまいました。
私にとって、自由の先にあるものは、「不自由」でしたw
実は「不自由」な自分って嫌いじゃないんです。
不自由という言葉と向きあってみたとき、そこには意外と充足している自分が想い描くことができるのです。
自由の先にあるのは、それを超越した不自由であり、そして、「不自由感」から解放された自分がそこには居る。
自由を選び続ける限り、自分は心地よい楽なところにいて、『「不自由感」から解放された自分』へと近付くことはないことに気づいてしまったのです。「自由で楽な生きた方いいよね〜」っていう、よく分からない周りの価値観に染まり、やらないことへの言い訳にしていたということです。
これに気づいたときの、「めっちゃ苦しいけど、めっちゃ快感」「未来の自分と繋がった感」は言葉では言い表せない、最高の瞬間でした。
なぜコーチングを受け続けるのか
コーチング後の自分への期待と不安
私は人間です。コーチングセッションにおいて、どれだけ最高の気づきを得たとしても、どうしても、どうがんばっても、「楽に流されよう」「変化したくない」そんな気持ちが出て来ます。
できる。やる。そう在る。
そう思っている自分も確かに居るし、基本的にはそれに従って行動しています。それでもやっぱり、揺らぐのです。でもその揺らぎは極々自然なものであり、その揺らぎすら自然で「あるべきもの」そんな風にも思っています。
そこまで思っていても尚、自分への期待と同じくらい、不安があり、行動し続けるためには、自分ひとりではなかなか困難なものなのです。
見えていないもの、見失っているもの、目を背けているものを見せてくれる
コーチングの醍醐味は、まさにこれに尽きると思います。クライアントにとって、見えていないものをコーチが見せてくれる。クライアントが見失っているものをコーチが気づかせてくれる。クライアントが目を背けているものをコーチがズバリ指摘してくれる。お互いの信頼関係が構築できているからこそ成せることです。
ひょっとしたら、自分ひとりでも、時間をかけて回り道すれば、長い人生どこかで帳尻があうのかも知れないし、諦めが付く時がくるのかもしれません。
しかし「理想の未来の自分で今在る」と決めた瞬間から、それと向き合い続けることで、すでに自分の人生は成功なのです。受入れて、在り続けて、向き合い続ける。これをより確実にしていけるためのパートナーシップが、コーチングだと思います。
コーチングの良さを唱えるなら、その良きモノの活用を体現する
コーチがコーチングを受けることは、非常に効果的です。自分がクライアントとして受けていてもそう感じますし、自分がコーチをしていてもそう思います。
コーチングの本質を理解し、その活用について、ある意味で一番理解しているクライアントがコーチなのでしょう。「私はもう完璧だし、セルフコーチングで十分ですから」そう言うコーチも世の中には居ると思いますが、私は個人的に、成長と向き合い続けるコーチの方が魅力的だし、「理想の未来の自分で今在り続ける」という事を考えると、「在り続ける」ためには、今時点からみた理想の未来がある限り、前進し続けたいですしね。
それに、極々単純な話ですが、
「この商品めっちゃいいんですよ!(私使って無いけど)」
って言われると、なんだかなぁ、、、って思いますよね?w
コーチングを受けてみたことで開かれた未来の扉
コーチとしてではなく、クライアントとしてコーチングに関わることで、私の未来は大きく開かれたと思います。
- 自分だけの「最高」を追求する旅
- コーチングから学んだ、挑戦の価値
- コーチングが教えてくれた、人生を豊かにする考え方
- 夢を叶えるための行動計画の立て方
- 人生を変える決断を下す勇気
- コーチングで見つけた、自分らしい生き方
- 失敗を恐れず前進する力
- コーチングを通じて見つけた、新しい自分
- コーチングがもたらした、人生観の変化
- 自分自身との向き合い方を変えたコーチングの経験
こんなことを、ひとりの人間として感じ、そしてコーチとしてクライアントに伝えていくことができれば、とても幸せです。
そして今また、コーチとの半年の新しいパートナーシップの再始動を誓った自分のチャレンジを、改めて褒めてあげたいと思います。
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コーチングの真の力を実感し、自己成長の道を歩み始めたい方、ぜひ私とのコーチングセッションを体験してみてください。私の役割は、あなたがセッション間に自己発見し、目標達成へと進む手助けをすることです。
コーチングは、単なるセッション以上のものです。セッションとセッションの間にある時間こそが、あなたの人生を変える鍵となります。自己成長と自己実現の旅に出て、自分自身の可能性を最大限に引き出しましょう。