子育てとコーチング。
一見違う世界のようでいて、実はとてもよく似ています。
「どうしてこうしないの?」
「それじゃうまくいかないよ」
そんなふうに、つい“正解”を与えたくなるのが人の性(さが)ですが、
本当に大切なのは、「自分で考え、選ぶ力」を育てること。
それを“待つ”余裕こそが、人生における豊かさの証なのかもしれません。
沖縄での気づき
なぜ待たない! 子どもはちゃんと考えてるし、選択もできる。
それをお前等が奪ってるんだ。
もう出逢ってから、かれこれ25年程になる、沖縄のメンターが、今回も深い気づきの切っ掛けを与えてくれました。
「あり過ぎるから迷うし、焦る。逆に無いことで始めて得られるゆとりもある。」
「待つ」ということが「豊かさ」の本質なんじゃないかな。
まるでパラドックスのようでいて、どこか真理を突いているその言葉に、私はしばらく言葉を失いました。
お年寄りののんびりした感じも、沖縄の人の、自然に対する諦めににた辛抱強さも、こうした「豊かさ」を感じる根底にある共通項かもしれません。
何かを持つことで、かえって不安になるとき
私たちは、何かを「持っている」「余計にある」ことが豊かさだと教わってきました。
お金、モノ、知識、人脈、地位……。
けれど実際は、持っているが故に、それを「失う不安」や「活かさねばというプレッシャー」に押しつぶされそうになることもあります。
これは、本当に「豊か」なのでしょうか?
気持ち的にはかなり「すり減る」感じがします。
本来、手に入れたはずの豊かさが、いつしか「足りなさ」にすり替わっていく。
それが、現代の”見えない渇き”の正体かもしれません。
無いことがもたらす、ゆとりという贅沢
「まだ起きていないこと」を待てる心の余裕。
「今はないけれど、やがて訪れるもの」への信頼。
この“待てる力”が、実は豊かさの本質だと私は思います。
たとえば、子どもに対して。
すぐに答えを与えることは、簡単で安心かもしれません。
けれど、あえて「考える時間」を渡し、待つ。
自分の中から答えが湧き出すのを、じっと信じて待つ。
これは、親としての、そして大人としての、非常に豊かな在り方です。
「そんな大人になりたいな。」
「そんな大人でありたいな。」
今回も自分のこれからの人生のビジョンをよりクリアにし、焦点をはっきりとさせることができる旅でした。
理想と現実にはとても大きなギャップがあるんですけどねw
でも、それでもいいんです。
「そうありたい」「そうあろう」
まずは想い描くところからスタートです。
コーチングもまた、信じて“待つ”こと
コーチングの本質も、まさにこの「待つ」姿勢にあります。
コーチはアドバイザーではありません。
目の前のクライアントが、自らの人生のビジョンを見つけ、歩き始めるのを信じて待つ存在です。
親がいなくても子どもが成長していくように、クライアントもまた、やがて自らの足で歩き始める。
私が提供しているコーチングプログラムは、まさにそのための6ヶ月。
コーチに頼りきるのではなく、コーチがいなくても、自分で舵を握っていける人になるための半年間です。
甘えることは決して悪くありません。
けれど、甘え続けることは、いつか自分の可能性の芽を摘んでしまうことにもなりかねない。
路地裏の名店のような、本質を求めるあなたへ
私は、よく自分のコーチングスタイルを「路地裏の名店」と呼んでいます。
派手ではないかもしれません。
けれど、本質を求め、真に人生を変えたいと願う人のそばには、静かに、でも確実に寄り添い続けます。
「自分の人生に責任を持ちたい」
「自分で選び、進む力を育てたい」
そんな想いを抱く方にこそ、私は心からコーチングを届けたい。
豊かさとは、手にすることではなく、「信じて待てる」こと。
人生のビジョンとは、誰かが決めるものではなく、自分で描き、何度でも更新していくもの。
その旅路に、私はそっと伴走します。
あなたが、あなた自身の人生の名店を開くその日まで。
路地裏から、ひっそりと応援しています。
\ライフコーチ有田に興味を持ったら/

1981年、兵庫県尼崎市生まれ。
「自分との約束を果たす旅〜Self Bridge〜」と題したコーチングプログラムを通して、行動と変容を実践。
また、資格に拘らない、コーチングの本質的なセッション力強化にも力をいれる。
年に1回・新月の日に開催される4席限定の沖縄リトリート「原点回帰の旅」を通じて、仕事と楽しむことを両立する。
どれも席数が少なく「路地裏の名店」と言われる